喪主の大変さ -つらさも希望に変わる-
キリスト教葬儀の喪主を務めた方のことば
私事ですが、今年の2月に私の父が亡くなりました。
母が喪主を務めたのですが、最愛の伴侶を亡くし、悲しみのどん底にある中、
喪主として葬儀の打ち合わせや親類の対応などに追われる様を目の当たりにして、
喪主の大変さ、つらさを痛いほど感じたものです。
ここでは、喪主の大変さ、つらさについてまとめてみました。
葬儀の一切を取り仕切る喪主
喪主は、葬儀の一切を取り仕切り、葬儀費用も負担するという大変な役割を担うことになります。
キリスト教式で葬儀を行う場合も、喪主は亡くなった人と最も近い身内が務めるのが一般的です。
例えば、故人の配偶者や子ども、きょうだいなどです。
最愛の伴侶や家族を亡くして気持ちの整理もつかないうちに、葬儀会社を決めて日程などの
打ち合わせを行ったり、親族や知人への対応などのすべてを行わなくてはならない喪主は、
精神的にも大変つらいものです。
つらい時に頼れる葬儀会社
喪主の担う役割と責任は非常に重く、心身共に大変つらいものですが、
このような時に頼りになるのが葬儀会社です。
葬儀会社は、遺体の運搬、安置から通夜や告別式の段取り、斎場の手配まで、
葬儀に関するあらゆることを、遺族と打ち合わせを行いながらサポートしてくれます。
喪主として、つらかったり、大変なことがあれば遠慮なく葬儀会社のスタッフに申し出れば、
きっと力になってくれるはずです。
また、キリスト教式で葬儀を行う場合は、キリスト教専門の葬儀会社にお願いするのが間違いないでしょう。
何故なら、日本では9割以上が仏式での葬儀を執り行うため、キリスト教式の葬儀に慣れていなかったり、キリスト教式の葬儀に関する知識が不十分の葬儀会社も少なくないからです。
大変さ、つらさも希望に変わる
愛する人の死は、とても悲しくつらい、耐え難いものです。
そのような中にあって、喪主を務めるのは本当に大変なことです。
しかし、キリスト教において人の死とは、嘆き悲しむものではなく、絶望や終焉を意味するものでもなく、
これまでの地上での罪や苦しみを許され、神のいる天国へ旅立つことができる「祝福される記念すべき日」であるとされています。
キリスト教の死生観、人の死に対する捉え方や考え方は、
喪主の方の大変さ、つらさも希望に変えてくれるでしょう。
→ キリスト教 葬儀
→ キリスト教葬儀社
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