キリスト教葬儀での服装について
初めてキリスト教の葬儀に参列する際、どのような服装をしたらいいかと思ってしまう方は多いと思います。
一般的な服装でいいのか、それとも特別な服装があるのか、あるいは普段着で参列するのかなど、
いろいろな問いが思い浮かんできます。
ほとんどの場合は、通常の喪服で
日本のキリスト教葬儀でも、ほとんどの場合、黒を基調とした喪服で参列します。
通常の礼服で、女性の場合は、プリーツの付いていない黒のスカートと組み合わせなどでも大丈夫です。
また、暑い夏場などは、ジャケットを脱いで白いYシャツと黒いネクタイなどでも問題ありません。
華やかな服装を希望する場合も
もちろん、教会によって、あるいは故人の意向によって、明るい服装にする場合もあります。
仏教に比べて、キリスト教のお葬式は明るいと言われていますが、
中でも特別に、華やかな装いの告別式にして欲しいと願う方もおられます。
そのような場合には、あえて華やかな服装、まるで結婚式のような明るさの服装で参列します。
キリスト教の葬儀は、故人が天に召されたことを記念するものだから、
喜び祝って欲しいという想いが込められているからです。
大切なのはお気持ち
大切なのは、心を落ち着けて、ご遺族のお気持ちに寄り添うことです。
注意していただきたいのは、キリスト教の葬儀では数珠(じゅず)を使いません。
数珠は仏教用品になりますので、キリスト教のお葬式でお祈りをするときには、
数珠を使わずに両手を合わせてお祈りください。