キリスト教葬儀 通夜

キリスト教葬儀の通夜

通夜ではなく、前夜式

 

カトリックでは通夜のことを「通夜の祈り」、
プロテスタントでは「前夜式」(ぜんやしき) と呼び、
教会や自宅、斎場で行われ、通常の喪服で参列します。

 

仏式の場合、通夜は香典をあげ焼香をしたら、遺族にご挨拶をして帰ることも多いかと思いますが、
キリスト教の場合、前夜式をするなら告別式と同様のことが行われます。

 

賛美歌を歌い、神父や牧師による聖書のメッセージがあり、お祈りをします。
これらを、最初から最後まで参加するのがマナーです。

 

式の流れがわからなくても、
多くの場合、式の内容が書かれた「式次第」が会場で配られるのでご安心ください。

 

 

ある前夜式の実例

 

故人は都内在住の76歳の男性。
喪主は亡くなった男性の奥さまが務めました。

 

ご夫婦は、日頃より自宅近くにある教会に通っており、
亡くなったご主人は生前よりキリスト教での葬儀を希望されていました。
都内にあるセレモニーホールを会場として、通い慣れた教会の牧師さんに来ていただき
キリスト教葬儀が執り行われました。

 

祭壇中央には故人の遺影が飾られ、左側には白の胡蝶蘭と菊で作られた十字架が飾られました。
参列者は家族や親族の他、故人の友人など約30名。

 

牧師さんの挨拶で式がはじまり、聖書を朗読した後、参列者全員で讃美歌を斉唱し、
故人の友人がお別れの言葉を述べた後、参列者による献花を行いました。

 

式の終わりに、喪主の奥さまが感謝の挨拶をされました。

 

 

 

キリスト教葬儀の賛美歌